最近母が、何を思ったのか、すごい勢いで

マフラーを編んでます。

肩こり大になるほど。

そしたら、私のマフラーでした。

「私が死んだときにたくさん残してあげたい」なんていうものだから

え~、って叫び、なんだか、不安に。

愛は嬉しいけど、本当の愛は、長生きですよ、と思う。

マフラー
母が、父に編んであげた腹巻ををつぶして
私のマフラーに。
父は、その腹巻を一度もつけることはなかった。

今でも思い出す。

車に乗ることが好きなので、ある日行くあてもなく
車に乗せて空港につれていきました。
空港のベンチに横たわり
いつまでもいつまでも空を見ていた父。
何を思っていたのかなぁ

私は、父が大好きでした。
誰にでも話しかけるひとなつこい性格
そして、お人よし。

家に訪ねてくる人には、営業マンの方にでも
お茶をだすサービスぶり。
たくさんの人が家に出入りしてました。

死を見つめると思い出すことがあります。
もう、命短い父の足をエステシャンとしてできること
なんどなんどもむくむ父の足をマッサージしました。
でも
むくみがでると、もう、だめなんですよね
それでも諦めきれなかった!。生きていてほしかった。

父が亡くなり私は、エステの道を捨てました。
二度と人のからだに触りたくなかった。
死人のようになりました。
それからたくさんの人の力で
この世界に帰ってきました。

でもまた、大切な人の死にかかわりました。

らむーるが大好きで
「ここにくると落ち着く」といつもいってくれた
大切なお客さま
らむーると出会った頃は、もう病に・・・・・

でも亡くなる寸前まで、らむーるに通い続けてくれた
大切な大切なお客様。
愚痴ひとつ言わない立派な方でした。
そんなある日
らむーるご予約の数日前に亡くなりました。

悲しかった、つらかったこんな思い二度としたくない。
そう思いました。
そのせいか、ケアに対しての思いが強くなりました。
お客様も私も決して諦めたくなかった
お客様ががんばる限り
私も私に出来ることを頑張りました。
生きていてほしかった。
私の前からまた一人大切な方が消えました。
悲しいことでした。

こんなこともありました。
悲しことがあったのか
ケア中に泣いてました。そっと涙を拭きました。

だから思うのです。喜びも悲しみもらむーると一緒に。

父が生きてたいたころ、たくさんの人が
出入りしていた家

らむーるも
たくさんの方がらむーるに訪れてくれたら
いいなぁ~って。

こんなことを思う毎日のせいか、
最近胸が、きゅ~んとなります。

お客さまが帰り、一人残った空間
胸がきゅ~~~んとなります。

らむーるにご来店される全ての方に
どうか、健康で長生きしてください。
みなさまが愛している人の為に。